2008年12月30日火曜日

年末恒例の夜警

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年末になると、地元の消防団による夜警が行われます。

消防団と消防署

消防団は、消防署とは違うんですね。 職業として、火災現場で消火活動や救急医療などを行うのが消防署員の仕事です。

いわゆる本職の消防。

消防団員は、普段は普通に一般の仕事をしています。 会社員もいれば、自営業者、公務員、農業など、様々な職業の人が、有事の際には仕事を中断して駆けつけます。

行政から少しですが、出動手当てが出ますが、大半は消防団の活動費になるようです。 ですから、消防団の団員は、手当てが出ていることも知らずに、ボランティア活動のようなイメージで活動しています。

消防団

地域によって、活動内容も多少違うようです。

火災の消火活動と行方不明者の捜索、地震や大雨など災害の避難誘導や復旧などの活動をしますが、救急車の出動などは行いません。 毎月定期的に、火災に備えて、消防車や小型ポンプのほか、消防器具・機材の点検や修理・管理を行います。

この消防団は、現在慢性的な人員不足状態です。 新規で入団する人が少ないので、高齢化が進んでいます。

ボランティアイメージが強くて、実際に出動手当ても微々たるモノです。 その割りに、火災現場や災害現場など、活動場所が危険だし、点検や訓練など出動も多い。 割に合わない活動という印象が強い為だと思います。

楽しみ

しかし、定期的に点検や訓練を行い、その後は皆で仲良く酒を飲みます。 たまには喧嘩する事もありますが、基本的には仲良く飲んでいます。

地方の消防団は、貴重な異業種交流の場でもあります。

しかし、基本的には自腹で飲むので、毎月出費が嵩みます。 この出費も、消防団の人員不足の要因の一つになっていると思います。

それでも、地域住民の生命・財産を守る為、地域住民の安全・安心の為に活動する。 地域には不可欠な組織なんです。

夜警

そして、年末には恒例の夜警が行われます。

夜7時頃から集まり始めて、消防詰め所で待機、9時ごろから数班に分かれて、拍子木を叩きながら、「火の用心!」と掛け声を掛けます。

私の住む地域では、3日間行われます。 昔は、朝まで行っていたそうですが、最近は午前2時くらいには終わります。

お願い

年末の深夜、拍子木の音と「火の用心!」の掛け声が聞こえたら、地元の消防団員が活動しているんです。

そして、若い人は地元の消防団に入ってください。

辛い事や危険な事も多いですが、貴重な地域の異業種交流だと思えば、人脈も出来るし楽しいです。

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