2009年1月30日金曜日

世の中どうなっちゃうんだろう・・・

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今日、あるご年配の人とお話をしていたのですが・・・
「世の中がおかしくなって、今後どうなるんだろう。」
という疑問を口になさいました。


以前は、地元の議員さんなども経験された立派な方です。

そんな人たちが、今後の事に不安を持って生きておられるのが現実。


私は、大不況の影響と言うよりも、世相不安だと思うのです。

確かに、金銭的な事は不安でしょうが、それ以上に世相が不安なんだと思ったのです。

よく考えてみたら、我々日本人は政治に恵まれているとは思えません。


道路財源とか、官僚問題もあるのですが、そんな小さな事ではなく
毎年、首相が交代するという不安定感が、不安の根本的な原因なのではないか?


自民党・公明党の連立与党が続いているが、首相はこのところ毎年交代しています。

外交上も信用無いですよね。

外国の宰相が、日本との約束事をしても、首相交代で国家の方向性が変わる。

こんな風見鶏のような国家と安心して付き合う国は無いでしょう。

首相の交代や内閣解散は、国民にとってメリットは無いと思います。


しかし世論は「解散するのが潔い」という風潮になっています。


これは、小泉首相の郵政解散が影響していると思います。
「郵政民営化の是非を国民に問う!」と言って、解散に踏み切った。

国民(特に都市部)は、郵政民営化に賛成したので、自民党は大きく失地回復しました。


しかし、田舎のお年寄りは、郵便局の利便性を失ったんです。

国民の総意だったのなら、郵政民営化は必要だったと思う。

しかし、国が主体で行っていた事業で、郵政事業は数少ない黒字事業だった事も事実です。


結果として、国民の財産だった郵便局が、民間の事業になった。

しかし、それは国民の総意だったのだから、小泉元首相の責任では無いと思います。

「郵政民営化の是非を問う」と宣言し、結果は自民党が大勝利。

国民の多くは、郵政民営化に賛成したと言う事です。


しかし、その後は首相の交代が続き、多くの国民は不安を抱いて生きています。


夢も希望も無い時代のようですが・・・

この大変革の時代は、「不況だからいいことが無い。」と言う人もいますが、なかなかチャンスが巡ってこなかった臥龍鳳雛が、一躍表舞台に飛び出してくるチャンスとも考えられます。

この100年に一度の経済危機は、既得権益にしがみ付いている人たちには、不利益しかもたらさないが、世の中の臥龍鳳雛たちには、千載一遇の大チャンスです。


そう考えると、嫌な時代ではないような気がします。

既得権益に縛られない臥龍鳳雛たちが、歴史の表舞台に大挙して踊り出てくる時代。

ネガティブに考えるより、ポジティブに生きる時代なのかも知れませんね。

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